年収200万円で豊かに暮らす?

ヤフーニュースやTwitterで話題になったのが「年収200万円で豊かに暮らす」という本です。最近は派遣社員やアルバイトや委託など色んな働き方があるので、年収200万円で生計を立てている方も昔と比べれば多いのかもしれません。その辺りは置いておいて、収入に見合った生き方はとても大事である一方で、未来を恐れ過ぎて生活レベルを下げ過ぎてしまうのも、それはそれで問題なのかな?と思うようになりました。

一番は良くも悪くもまず目の前の生活のために働くのが基本です。でも人生はお金を貯めたり未来を気にして生きるものではありません。人によっても価値観は違いますが、今この瞬間を生きたり、色んな事を経験して価値観を共有したり、やりたいことをやったり自分自身の可能性を広げるために生きるのが人生だととらえる場合は、生活レベルを下げ過ぎることでお金という手段が目的にならないようにするのも大事だと感じます。

私の場合、正社員で働いていた頃はお金の使い方が分かっておらず、何でも一番安い物を揃えて低い生活水準で暮らしていました。でも今、自分で事業をするようになってから、コスパとかそんなことではなくて一番自分にとって価値のあるものを選び暮らしています。生活レベルを下げた暮らしをしていたら、きっと自分の事業(出来ること)の範囲を狭めてしまうのではないかと思い、下げることが手段になってしまったら終わりだと思うように考え方の変化がありました。売り上げが減った分は生活レベルを下げるのではなく、売り上げを増やしその分でお客様に提供できる価値をもっと高めることが事業主だと思ってお仕事するようにしています。

もっと人にお金を使えるようになる

自分自身が生活レベルを下げ過ぎないように気を付けたところ、いろんな場面で人に対してもお金を使えるようになりました。両親や友人などへ何かプレゼントをする際、一番いいな~と思ったものや、相手にとって本当に必要なものを選択する力が増したように感じます。また経費に関しての概念は事業が大きくなっていくにつれてどんどん変わって行きました。もともとあまり経費を削るなど考えていませんでしたが、あえて経費をたっぷりかけ必要なものを選択することで、次の方へのサービスにも生かせるし、完成度は自然と高くなっていきます。そうすることで自分のサービスにもより自信を持てるようになりました。年収200万円でお金を運用する能力というのを身に付けるのもとてもいい考えですが、同時にお金を増やす能力があればよりいいのかな~?と思います。