若い頃は、経験値>お給料だった

私自身が20代の時、お給料をいくら頂けるかなど正直気にしたことがありませんでした。仕事は経験だと思っていたからです。任せて頂ける職場にいたので、経験値も上がるしスキルも得られるし、お給料などなどより、価値のある仕事をさせて頂いているんだと思っていました。向いていなくても無理して、何かとためになるお仕事なのでとにかく続けてみようと自分を励ましていました。安いお給料だったのですがそこはあまり気にすることもなく、ストレスの限界が来てそのままそのお仕事は辞めて行きました。ためになる仕事でも、もう未来が見えないのならどうしようもない…。笑いたくない時に笑わないといけない仕事は、正直とても辛かったです。

20代後半は業務委託のような形で仕事をしていました。事務所に所属し、そこから仕事を頂きます。頑張れば頑張るほど指名頂いたり、どんどん収入も増えていきました。スケジュール調節や何かあった時のフォローは所属会社がしてくれました。自分で仕事をしていく個人事業主ってこんな感じか~と体験させてくれた会社です。

そこは旅行会社だったんですけど、団体旅行の経費など管理させてもらって、収支などしくみを知りました。個人事業や一人社長だったら、こんなに大きなお金とこんなに大勢の人を動かす経験は出来なかったと思います。ここでの経験は、一言では言えないのですが、これまで経験も常識も大いに不足していた私へ、その部分を埋めるための経験と、一般的な考えがどのようなことなのかを凝縮させてプレゼントしてくれました。

自分が自覚した額しか入って来ない

完全に独立して今の形になってからは「今月はどれくらい仕事しようかな?」「どれに力を入れようかな?」「何からやろうかな?」と、自分の仕事は自分で決めることが出来ます。何かあった時は全部自分で考えて自分で解決していくし、営業も自分次第です。このホームページ制作のお仕事は、全部オンライン営業なので電話やメールで営業したことはないんですけどね。

技術的なスキルも、誰も教えてはくれません。その代わりとして、テキスト代は増えました。最近読む時間があまりないけど…。(でも書籍って3000円未満で自分のペースで学べて、基礎や知りたいことのほとんどを知ることが出来るので最高だと思います)

引き受けるお仕事、引き受けないお仕事、なんでも自由に決めることが出来ます。独立してからはもちろん収入は増えました。強く思ったこととしては、自分のお給料はこれだけだ、この程度だと思い込んでいると、その範囲からはみ出ることはないということです。納得しているのなら問題ありません。でももっと収入を上げたいなら、自覚している能力の分しかお金は入ってこないので、自分の能力を伸ばしながら明らかに自分で分かる位に自分自身の技術価値を高めていく必要があると思います。それを仕事にする力(営業力)も忘れてはいけませんね。